昭和24年5月、日本薬剤師協会(当時)の動きを政治的に支えるため、政治団体「日本薬政会」が結成され、医薬分業の早期実現を求めて活動してきました。

日本薬政会の旗
日本薬政会の旗には、皇室が使用する御紋章と同じ菊の花びら16枚が二重にある「十六八重表菊」が使われています。
日本薬剤師会が創立されたのは1893年(明治26年)で、初代会長(明治26年~32年)は貴族院議員、大正天皇の侍従長を務めた正親町実正(おおぎまち さねまさ)伯爵でした。
このことから、菊の御紋章を使用することが許されたと伝わっています。

昭和42年1月、日本薬政会を前身として政治資金規正法届出団体「日本薬剤師連盟」が発足しました。

人の命や健康に直接関与する医薬品を取り扱う薬剤師という職能は、法律によってその権限、責務等が規制されています。
法律の改正によってこれまでの制度がどのように変わるのか、あるいは、どのような新しい制度ができるのかによって、薬剤師の職能は大きな影響を受けるのは当然のことです。

法律や制度は、国会、政府、行政によってその方向が決められます。

薬剤師連盟の役割は、薬剤師が職能を十分に発揮することができるよう、国会や政府などに薬剤師の主張を伝え、必要な政策の実現を求めていくことです。

日本薬剤師連盟会則(平成24年4月1日から施行)の第1条には、次のようにその目的が明記されています。

日本薬剤師連盟会則

第1条 日本薬剤師連盟は、会員相互の全国的協力により日本薬剤師会の目的を達成すること、その他薬事・薬業の振興に必要な政治活動を行うことを目的とする

  • 人生100年時代を見据え、誰もがより長く元気に活躍できる社会を目指し、給付と負担の見直し等による社会保障の持続可能性の確保に向けて、医療保険、介護保険も大きく変わろうとしています。
    薬剤師一丸となって連盟活動を展開していこうではありませんか。